虚空糞投

クソみたいなブログ

レーダー問題が気になって仕方ない

 いわゆる、「レーダー問題」について思うことを書いておきたい。

 

 韓国の聯合ニュースに下記の記事が出たとき、僕は「火器管制レーダー」を他国の航空機に使用する意味というのをよく知らなかった。また記事の中でも「日本側に誤解がないよう十分に説明する」というコメントがあったため、「なんらかの誤解があり、説明すれば終わる話なんだな」という程度の感想しか持たなかった。

 

yna.kr

 

 その後、日本側は一貫してレーダーの照射を受けたと主張し、再発の防止などを訴えている。一方韓国側は、レーダーは使ったが照射していない、レーダーを使っていない、レーダー云々より哨戒機の低空飛行が威嚇的だったなどと、言っていることが変わっているように思える。

 

this.kiji.is

 

 どういうわけか、僕はこのニュースが気になって仕方がなく、スマホを見るたびに、あるいはPCでブラウザーを立ち上げるたびに、関連ニュースを探しては内容を確認している。さらにははてなブックマークでネットユーザーの反応を見たりしている。

 

 なんで僕はこのニュースがこれほど気になるのだろう。

 

 僕は20代の半ばから約15年にわたり韓国で暮らし、韓国語もネイティブとは言わないまでもネイティブに準ずるレベルで扱うことができる。しかも日本企業の現地駐在員として韓国の日本人社会で過ごしたのではなく、どちらかと言えば韓国人社会の中にどっぷりつかって暮らしていた。

 

 だから韓国人も付き合ってみれば、良いヤツ、嫌なヤツの比率は日本人と変わらないし、むしろわかりやすくてさっぱりしたヤツが多く、付き合いやすいくらいのことを体験として知っている。

 

 さらに言えば、韓国は反日だと言われていて、実際にそのような側面はあるものの、どこかで日本を認めていて、無条件に見下すようなことはしない、と感じている。

 

 でも今回の事件が「どちらかの誤解」あるいは「双方の誤解」でなければ、韓国あるいは韓国人が、日本または日本人を無条件に見下していることになるのではないだろうか。下記記事もそのような推測を元にして書かれている。

president.jp

 

 慰安婦問題だとか徴用工問題だとかは、過去の歴史に起因した問題であり、個人と国、個人と企業の問題だ。だから納得できない主張があっても、その個人に納得できないだけで、韓国人全体の問題とは感じにくいのかもしれない。

 

 でも今回のレーダー照射問題は国と国、あるいは軍と軍の問題であり、もし韓国側の主張が日本軽視に起因したデタラメだったとすれば、「韓国は日本をどこかで認めていて、無条件に見下すようなことはしない」という僕の感覚が根本から否定されることになる。

 

 世の中には不思議なことやわからないことがたくさんあり、僕は自分が無知であることを自覚する程度の知性は持ち合わせているつもりだけど、日本と韓国がそれぞれ提示した証拠の映像をみると、日本の主張を捏造だとか歪曲だとか言うのは難しいように思える。韓国は反論すればするほど無様で、蔑まれるように思える。

 

 僕はどちらかと言えば保守的な考え方を持っているけど、韓国での経験から、(当たり前のことだけど)無条件に韓国人を嫌ったり、韓国を低く見たりはしない。だけどもしも今回のレーダー問題で、韓国が意図的に何かを隠したりごまかそうとしたりしているのだとすれば、僕は韓国に感じている自分の感情を疑うことになるなるだろう。